パブリック(オープン)DMPとは、第三者利用を目的に、収集されたデータを蓄積・整理し活用できるようにしたDMP(データマネージメントプラットフォーム)のことです。パブリックDMPで取得できるデータは、3rd Party(サードパーティ)データと呼ばれる匿名の顧客データです。Cookie、デバイス、IPアドレスなどの匿名情報で構成されています。パブリック(オープン)DMPの外部データを取り込むことで、顧客と自社に直接的な接点がなくても情報を収集できます。具体的には、他社サイトの閲覧履歴情報、年齢や性別、検索エンジン上での検索履歴など自社で集めきれないデータが収集可能です。
パブリックDMPを用いて外部データを活用することで、新規顧客の獲得に有利に働く可能性があります。データ母数が大きいことから、例えば新規顧客開拓のための広告運用などのデジタルマーケティングに活用されるケースが多いです。
例えば、他社のオーディエンスデータやECサイトの購買データ、ソーシャルメディア上の情報など様々な会社のデータを蓄積、管理、分析することで、自社サイトに来たことのないユーザーをターゲティングすることが可能です。
ただし、先述のとおり、パブリックDMPは、Cookie、デバイス、IPアドレスなどの匿名情報で構成されているため、プライベートDMPのように個人を特定した情報収集はできません。

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