アコーディオン理論

アコーディオン理論とは、小売の輪の理論や真空地帯理論などと同様、小売業革新の進展を説明する理論仮説のことです。総合的な広い商品を品揃えする小売業と、専門的な狭い商品を品揃えする小売業とが交互に出現することにより、小売業革新が進展するという考え方で、Ｅ．ブランドにより提唱され、Ｓ．Ｃ．ホランダーにより命名された理論です。
例えば、一般店→専門店→百貨店→ブティック→ショッピングセンター→コンセプトショップといった流れで発展してきているというものです。扱い品目を増やして総合化していく過程が、ちょうどアコーディオンが広がる様子に、逆に専門化し扱い品目を絞る過程はアコーディオンを閉じていく様子に似ていることから、このように命名されています。