バンドワゴン効果

バンドワゴン効果とは、多数の人が支持している物事に対して、より一層支持が高くなる現象のことです。アメリカの経済学者、ハーヴェイ・ライベンシュタインの提唱が始まりで、時流に乗る、勝ち馬に乗る、多数を支持するという意味を持ちます。
「バンドワゴン」は、本来パレードの先頭を行く楽隊車のことです。パレードでは楽隊車の後を行列がついていきます。その様子から意味が転じ、バンドワゴン効果という言葉が生まれました。
バンドワゴン効果は、群集心理を反映した現象です。「多数が支持しているのなら良いものであるに違いない」と感じ、自分も支持したくなります。背景には、他者との同質化願望が存在しています。皆と同じものがほしい、同じことをしたいという心理が、バンドワゴン効果として作用するのです。